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]]>「この項目はどういう意味?」
「まずは自社の電気代を把握したい」
省エネの最初の一歩は、まず自社の電気代からどこが削減できるのか把握することがポイントです。
ですが、家庭と比べて高圧の電気は把握がなかなか難しいですよね。
本記事では、高圧電力の電気代の仕組みから計算方法、安くするための3つのコツを解説します。
知識をつけることでコストを軽減できる部分でもあるので、一つひとつ見ていきましょう。
高圧電力の電気代は、以下のような項目で決定しています。
「基本料金×電力量料金×再生可能エネルギー賦課金×燃料調整費」
基本料金は、電力量によらず毎月支払う固定の料金です。
料金単価は電力会社ごとに異なります。
電力会社名 | 基本料金 |
---|---|
北海道電力 | 2,642円60銭 |
東北電力 | 2,031円70銭 |
東京電力 | 1,890円37銭 |
中部電力 | 1,352円74銭 |
北陸電力 | 2,151円 |
関西電力 | 1,911円80銭 |
中国電力 | 1,996円50銭 |
四国電力 | 1,665円08銭 |
九州電力 | 2,142円78銭 |
沖縄電力 | 1,838円10銭 |
基本料金の計算については後述します。
電力量料金は、1kWhあたりの単価が決まっており、使った分の電力使用量にかかる料金です。
一般家庭の電力と仕組みは同じで、単価は電力会社ごと異なります。
再生可能エネルギー賦課金は、FIT制度をまかなうための料金です。
太陽光発電などでは、発電した電力を固定価格で買い取るFIT制度というものがあります。FIT制度は通常の電気代よりも高額に設定されていることが多く、その負担を電気使用者がしているということです。
燃料調整費は、発電に必要な液化天然ガスなどの価格変動に対応するための費用です。
毎月変動する費用であり、燃料費が安ければ減額、高ければ加算されます。
燃料調整費についても、電力会社により異なります。
高圧電力の基本料金は、以下の式で計算されます。
「単価×契約電力×力率」
1kWあたりの単価は電力会社によって異なるので上述の表を照らしあわせて見てください。
基本料金の計算例)
1814円37銭×150kW×100%=272,155円
高圧電力には「小口・大口・特別」といったプランがあり、それぞれ以下のような電力になっています。
内容/契約電力の種類 | 高圧電力(小口) | 高圧電力(大口) | 特別高圧電力 |
---|---|---|---|
契約電力 | 50〜500kW | 500〜2000kW | 2000kW〜 |
主な対象 | 中小ビル・中小規模の工場 | 中小ビル・中小規模の工場 | 大規模工場、デパート、オフィスビル |
契約電力の計算方法 | 実量制 | 協議制 | 協議制 |
契約電力の計算方法である、「実量制」と「協議制」についても詳しく解説します。
実量制では、直近12ヶ月の中で、最も高い使用電力量が契約電力として設定されます。
使用電力量は以下のように決定されます。
つまり、1ヶ月の使用電力は30分間の使用電力の中で最も高いものが選ばれます。この値のことを「デマンド値」と呼びます。
特殊な契約プランでなければ、特定の時間を節電しても使用料金は変わりません。
協議制は500kW以上の高圧電力、特別高圧電力で適用される契約方式です。
デマンド値を基準として、協議のもと契約電力が決定されます。以下のような内容を考慮し協議されるのが一般的です。
基本的な決め方は実量制と同じです。
しかし、大口以上の高圧電力は変電所を通さないため、停電や事故による影響が大きくなります。その影響の大きさを加味して、法人ごと様々な状況を踏まえた協議を行う必要があるため、協議制が導入されています。
力率とは、届けられた電力のうち実際に使われた電力の割合です。
電力会社は使用した分の電力しか請求できないため、力率が高くなければ儲けが出ません。
そこで、電力を多く使用した契約者に対して、力率割引が適用されます。
力率100%の電気代の方が力率85%の時よりも基本料金が40万円以上安くなるケースもあるほどです。
反対に、力率が低い契約者に対しては、基本料金を割増した請求になります。境目は85%で、1%上回るごとに1%割引、1%下回るごとに1%割増されます。
ここでは電気代が値上がりしている理由を低圧電力、高圧電力に分けて解説します。
▼低圧と高圧の違いはこちらをご覧ください
電気代が値上がりしている理由の一つに、燃料の調達コストの高騰があります。特に天然ガスや化石燃料が高騰しており、原因として以下のようなものが挙げられます。
これらの世界的規模の情勢が絡み合い、燃料の調達コストが上昇、その分の料金上乗せが電気代として請求されます。
市場連動型単価とは、燃料費調整額に加え、電気の市場価格の変動分を電気代に反映させる仕組みです。
電気の市場価格は、JEPX(日本卸電力市場)の電気料金単価を参照します。
市場連動型のプランは、最終保証供給や一部の新電力会社だけが導入していましたが、2023年4月に大手の電力会社が導入し始め、高圧電力の電気代が上がりました。
2年前と比べ約2倍ほどに電気代が上昇した会社もあります。
2023年4月段階で導入したのは以下の電力会社です。
最終保証供給の背景や変更前と比べた時の変化量、補正のイメージは以下の記事で解説しています。
高圧電力の電気代を安くするにはコツがあります。
順番に解説します。
電力のピーク値を抑えるには、使用電力の適切な把握が重要です。
適切なシステムは高圧電力の規模により変わるため、以下の表を参照し導入をご検討ください。
規模の大きさ | 適切なシステム |
---|---|
小規模 | デマンド監視 |
小規模〜中規模 | デマンドコントロール or エネルギーマネジメントシステム |
中規模〜大規模 | エネルギーマネジメントシステム |
電力のピーク値を抑えられれば、デマンド値が低くなり基本料金が安くなります。
特に実量制の場合は大きな恩恵を受けられるため、電力の把握とピーク値を抑えることは効果的です。
▼電力の把握についてはこちらで解説しています。
先述した通り、基本料金や使用料金の単価は電力会社により異なります。
より料金が安い電力会社に切り替えれば、その分の費用を節約できます。
ただし、安さだけで選んでしまうと失敗する危険もあります。電力の自由化に伴い新電力会社が登場しましたが、倒産している会社も多いためです。
帝国データバンクが行った「「新電力会社」事業撤廃動向調査(2023年6月)」によると、2023年3月時点で706社のうち195社が「契約停止、撤退、倒産、廃業」になっています。このうち、6月時点で契約再開になったのはわずか31社でした。
新電力会社は大手の電力会社に比べ料金が安いですが、その分リスクが高くなることを覚えておきましょう。
その他の電力会社選びのポイントは次の項目で詳しく解説します。
高圧電力の電力会社を選ぶ時には3つのポイントをおさえましょう。
順番に解説します。
大前提として、供給エリア内かの確認が重要です。
安い料金プランやサポートが充実していても、対象外のエリアでは利用できません。
電力会社の区分けはやや複雑で、都道府県で分けられているケースや、電力会社名で分けられているケースなど地域により異なります。
高圧電力を利用したい地域に、どの電力会社が供給しているかを確認してから料金プラン・サービスなどに目を通しましょう。
サポートが充実しているかどうかも電力会社を選ぶ上で重要です。
特にアフターサポートが重要で、不具合が起きた時に休日でも対応してくれるか、電話口だけでなく現地まで来てくれるかなど不測の事態へのサポートを確認しましょう。
可能であれば24時間対応のサポートサービスを提供している電力会社がおすすめです。
料金プランが現在の利用に適しているかの確認も重要です。
ピークカット・ピークシフト後の契約電力を見て、大口・小口を変更できないかを確認しましょう。
また、市場連動型のプランは、比較的電気代が高くなる傾向があります。供給エリア内で固定料金プランがあれば、一度電気代をシミュレーションして検討しましょう。
高圧電力の電気代は、基本料金と使用料金、再生可能エネルギー賦課金、燃料調整費により決定されます。
最終保障供給が市場連動型に変更され、電気代が値上がりしています。
安くするためにはピーク値(デマンド値)を把握し、抑えることが重要です。
また、力率の改善や電力会社の切り替えにより電気代が安くなるケースもあります。
高圧電力の電力会社を選ぶ場合は、供給エリアを確認したのち、サポートの充実具合と、契約電力のプランが使用電力に適したプランかを確認しましょう。
社内リソースを少なく、節電・省エネで効果を得たい場合にはクラウドサービスなど外部のツールを利用しながらの運用をおすすめします。
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]]>投稿 【厳選】手軽にできる節水方法5選!まとめ は 省エネ対策のエネトク に最初に表示されました。
]]>こんな考えを持っている人もいるかもしれません。
しかし、節水はほんの少しの意識とほんの少しの行動で効果を発揮します。
東京都水道局のデータよると、家庭で一人が1日に使う水の量は平均219リットルです。
なんとこれ、500mlのペットボトル438本分です。
普段生活しているとあまり気にしないですし、めんどくさいのでなかなか節水できないですよね。
そこで今回は手軽にできる節水方法だけをまとめました。
めんどくさい方必見です。
手軽にできる節水方法は以下のとおりです。
【小】は【大】に比べて、約2リットルほど水量が少ないです。
たまにやりがちで良くないのが【小】のときに【大】で流してしまうことですね。
このへん意識してない人も結構多いのではないですかね。
東京都水道局によると、全体の28%がトイレの水に使われており、家庭の中で実はトイレがトップです。
水洗トイレ1回にはだいたい10~15リットルと言われており、1日にすると平均60~70リットルの水を使っています。
少しの意識で節約できるので、【大】【小】を使い分けるようにしましょう。
シャワーの出しっぱなしはやめましょう。
私もたまにやってしまうのですが、シャンプー、体を洗う、洗顔の一連の流れ中、シャワーを出しっぱなしにしてしまうこと。
非常に無駄ですよね。
シャワーは1分間で約12リットルの水を使用しています。500mlのペットボトル24本分です。
こまめに止めるようにしましょう。
私も気を付けます。
流し洗いはやめましょう。
食器洗いの際に、1分間流しっぱなしにしていると約12リットルの水を使用します。
手洗いの場合はあらかじめ貯めたお湯に食器を入れておき、汚れが落ちやすいようにしておきましょう。
その後、貯めたお湯の中で食器を洗い、すすいで完了です。
そして、食器洗浄機を使ったほうが節水に繋がります。
しかし、手洗いよりも水道使用量は節約できますが、電気代はかかってしまいます。
洗剤代も踏まえて、トータル的に考慮し選択しましょう。
先ほどからの話と被りますが、一番意識しやすい部分じゃないでしょうか。
特に洗面所だと、歯磨きの際に30秒間水を出しっぱなしにすると約6リットルも使ってしまいます。
コップを使いましょう。
めんどくさい方向けの方法です。
節水コマや節水ノズル、節水型シャワーヘッドなど様々な節水器具が出ています。
節水器具を利用すれば、いちいち節水のことを意識することなく、我慢せずに節水が可能です。
ネックは費用がかかることですね。
節水器具も安い物ではないですが、手間を買うと考えたらありかなと思います。
当サイトでも節水機器「Bubble90」という節水器具を取り扱っているので詳しくはそちらのページをご覧ください。
節水で重要なことはやはり意識と把握ですかね。
どれだけ性能が良い節水器具を使おうが、節水の意識がなければ意味がないですからね。
大半の人は水道料金を節約したいという思いで節水に取り組んでいるかと思いますが、水道料金はちゃんと確認できていますか?
水道代をしっかり把握することで、初めて節水に取り組んだ成果がわかります。
水道代のことがよくわからないという方は【入門編】水道代の仕組みってどうなってるの?で解説しています。
それでは今回はここまでです。
節水に取り組んで、水道代を節約しましょう。
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]]>そんな経験があるあなたに今回は基本的な水道代の仕組みを解説します。
いくら水道代を節約しようと思っても水道代の仕組みを知っておかなければ本質的な改善には繋がりません。
水道代の仕組みを知って経費削減に努めていきましょう。
水道代は「基本料金」「従量料金」の2つで構成されており、(基本料金+従量料金)×消費税という計算式から算出されていきます。
それに加えて下水道料金と、地域によってはメーター使用料も加算されて水道代が請求されます。
ここからはそれぞれの仕組みを詳しく見ていきましょう。
基本料金は水道引き込み管の口径の大きさによって決まります。一般的な戸建ての場合は25mm以下が多く、集合住宅は25mm以上となっています。
口径が大きくなればなるほど基本料金は高くなる仕組みとなっており、いくら使ったかは関係なく毎月の固定として支払う項目なので変動することはありません。
口径の大きさは検針票にも記載されているので確認しておきましょう。
従量料金は水を使った量に応じて加算されていきます。
先ほど解説した基本料金は固定ですが、従量料金は使った量に対してかかるので変動する料金となります。
また、水の使用量が増えると1立方メートルあたりの料金が高くなっていく「累進制」という仕組みになっており水を使えば使うほど水道料金が高くなっていくようになっています。
水道代の基準は地域や都市によって違うので各地方の水道局HPをご確認下さい。
水道代は単純に使用した分だけ発生するのではなく、実は流している水に対しても下水道料金として料金がかかります。
なぜ必要なの?という疑問が湧きますが、あなたがトイレや洗濯などで使用した「生活排水」は多くの不純物が含まれているのでそのまま川に流すことは出来ません。
そのため、生活排水を自然に帰す前にキレイにしなければいけないのでそこで下水道が必要になるということです。
下水道料金の算出方法はお住まいの地域によって異なります。
東京都を例にして計算式を解説すると、生活排水量と料率によって算出することが出来ます。
〇東京都の下水道料金一覧
・0㎡~8㎡ 一律560円
・9㎡~20㎡ 1㎡につき110円
・21㎡~30㎡ 1㎡につき140円
・31㎡~50㎡ 1㎡につき170円
・51㎡~100㎡ 1㎡につき200円
上記のように生活排水の量に区分されており、各区分で料金が課されるようになっています。
ただし全員に下水道料金がかかるわけではなく、住居に「浄化槽」が設置されている場合は基本的に下水道料金がかかりません。
水道代の全国平均は、総務省統計局の家計調査(家計収支編 2020年版)データによると1世帯当たり5000円前後となっています。
5,000円を超えてくるような方は水道代の削減を検討することをオススメします。
・まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は水道代の仕組みや計算方法を解説しました。
節水は少しの意識や簡単なことから行えるので意識して節水に取り組んでいきましょう。
当サイトでも水道代削減についてのアドバイスや節水機器の紹介を行っております。
節水機器に関しては下記のページをどうぞ。
>>Bubble90を見てみる
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