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【ガスの自由化】って何?
1年前にスタートした「電力の全面自由化(電力自由化)」は、参入企業も増加しており一般的な認知度も高くなりつつありますが。
今回は2017年4月からスタートした「ガス自由化」について解説したいと思います!
Contents
そもそもガス自由化って何?
実は、おおまかな内容は電力自由化と大きな違いはありません。
「現在敷設されているガス管を利用して、これまでの都市ガス会社だけでなく、新しく参入する会社もガスを供給・販売することが出来るようになり、
消費者は自身にとって最適なガス会社を選ぶことが出来るようになった。」というものです!
電力もガスも、自由化によって料金の低価格化や、供給インフラの整備・拡充などを実現したいという目的は同じです!
(LP(プロパン)ガスはもともと自由化されていますので、従来通り販売事業者を自由に選択可能)
~ガスには種類があります~
主に一般家庭に届けられるガスには3種類あり、原料や供給方法の違いで分類されています。
①都市ガス
⇒ガス管(導管)によって各家庭まで運ばれてくるガスで、原料は主に液化天然ガス(LNG)となります。
②簡易ガス
⇒70戸以上の団地などの敷地に置かれたガス発生設備から供給するガスで、原料は主に液化石油ガス(LPガス)となります。
③LPガス(プロパンガス)
⇒各家庭にボンベを設置。原料は主に液化石油ガス(LPガス)となります。
今回の「ガス自由化」で対象になるのは【①都市ガス】です。
自由化後の変化
自由化後に変わること、変わらないことをまとめました。
◇変わること
①都市ガスの供給会社を選択可能!
⇒これまでは地域毎の都市ガス会社からしか購入する事が出来ませんでした。
②新しい料金プランやサービスの利用が可能!
⇒新電力と同様に新規参入企業が用意する料金やサービスを自由に選ぶことができます。
◇変わらないこと
①保安点検や緊急時の対応は変わりません。
⇒ガス設備の定期保安点検や緊急時の対応は新規参入の会社を選んでも従来通り提供されます。
②ガスの品質に影響はありません。
⇒従来のガス管から供給される都市ガスであれば、会社が違っても品質は変わりません。
なんとなく「ガス自由化」についてもお分かりいただけたでしょうか?
・スイッチング状況
ガス自由化開始後の各エリアにおけるスイッチング状況は以下の通りとなっています。
◇北海道 -
◇東北 -
◇関東 86,212
◇中部・北陸 68,978
◇近畿 235,970
◇中国・四国 -
◇九州・沖縄 40,100
全国:431,260件
(平成29年9月30日時点 経産省 資源エネルギー庁より参照)
全体の約55%が近畿エリアであることが分かりますね。
今後、電力自由化と同様に様々な料金プランやサービスが出てくると想定されますので、これからの動向にも注目したいですね!
電気だけでなく、ガスの分野でもまだまだコスト削減が実現できそうです!
私たちもスイッチング数が最も多い近畿エリアに対し、関西電力が提供している「関電ガス」への切替サービスを実施しています!
こちらは地域限定のサービスとなりますが、ガス自由化に関するご相談やご質問は全国から受け付けていますのでお気軽にお問合せ下さい!
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