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投稿日:

更新日:2024/03/06

【まだ遅くない】脱炭素とは?目指す理由も解説します

エネトク編集部

エネトクは全国15,000件以上の多種多様な法人様に省エネ・コスト削減の提供実績があります。事業用太陽光発電においてはシミュレーション・提案・補助金申請・設置工事までワンストップで実施。専門コンサルタントが屋根補修や電気工事など、様々なお悩みに対応し、省エネのフルサポートをおこなっています。

ここ最近「脱炭素」「SDGs」や「環境対策」という言葉を多く耳にするようになりました。

脱炭素とは、二酸化炭素の排出量ゼロを目指すことです。

「脱炭素」「カーボンニュートラル」という言葉はよく聞くけど結局なんのこと?まずは何をしたらいいの?と悩んでいる方に、今回は脱炭素について、簡単に解説していきます。

脱炭素とは

脱炭素とは何のこと

脱炭素とは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出をゼロにすることです。

脱炭素を実現した社会を「脱炭素社会」といい、日本政府は2050年までに脱炭素社会を目指すと宣言しました。

そして日本に限った話ではなく、120以上の国と地域が2050年までに脱炭素社会の実現に向けて取り組みを進めています。

しかし、皆さんも疑問に思われると思いますが経済活動や日常生活の中で温室効果ガスを全く排出しないのは、現時点では不可能です。

「二酸化炭素の排出量をゼロにする」とは、「二酸化炭素を全く排出しないようにする」という意味ではなく、二酸化炭素の排出量から植物によって吸収される量を差し引いて「実質ゼロ」を目指すというのが「脱炭素」への取り組みです。

そのため、脱炭素を実現するには、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーや従来の省エネルギーによる温室効果ガスの排出量を減らすだけでなく、植林や森林管理など温室効果ガスの吸収量を増やすための取り組みが必要です。

似ているフレーズで「カーボンニュートラル」がありますが、【今さら聞けない】カーボンニュートラルとは?概要や各企業の事例を紹介の記事で詳しく解説しています。

脱炭素を目指す2つの理由

世界的に脱炭素を目指しているのは、次の2つが主な理由です。

順番に見ていきましょう。

地球温暖化による気候変動

地球温暖化の原因と考えられているのは温室効果ガスです。

これまで世界は、化学燃料を燃やして発展してきました。化学燃料を燃やすと、温室効果ガスである二酸化炭素が発生します。

その結果、世の中が便利になっていく一方で、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスによる地球温暖化が進んできました。

地球温暖化が進むと異常気象や自然災害の頻度が増えると考えられ、地球温暖化によって引き起こされる可能性のある事象としては生態系への悪影響、健康被害、異常気象による様々な自然災害が予測されています。

これは誰もが一度は聞いたことがあると思いますが地球温暖化により北極などの氷が溶け出し、海水面が上昇することも避けられません。

海水面が上昇すると陸地面積が減り、中には国土全体が海に沈んでしまうリスクを抱えている国もあります。気候変動によって住む場所を奪われてしまう人が出てくると懸念されていて、世界全体で考えなければならない問題です。

異常気象・自然災害

ほかにも次のような問題や災害が発生すると考えられます。

・干ばつや水不足
・森林火災
・熱中症の増加
・豪雨の頻発や台風の強大化

加えて干ばつによって土壌の水分が減ると農作物が育ちにくくなり、食糧不足に陥る国や地域が増え、貧困や飢餓にあえぐ人々や内戦や紛争のリスクも高まると懸念されています。

そのため、取り返しのつかない事態に陥る前に脱炭素の取り組みが必要とされています。

化学燃料の資源がなくなるため

世界は化学燃料を燃やして得られるエネルギーによって発展してきました。しかし、このままのスピードで化学燃料を消費していると、近い将来には資源がなくなると予想されています。

化学燃料の資源の種類は、大きく分けて次の4つです。

  1. 石油(予測寿命50年)
  2. 天然ガス(予測寿命50年)
  3. ウラン(予測寿命110年)
  4. 石炭(予測寿命130年)

化学燃料は埋蔵量に限りがあるので、使い続ければいつかはなくなってしまいます。

化学燃料はわたしたちの生活に深く結びついており、枯渇することで世界にさまざまな影響を与えます。

化学燃料、主に石油がなくなると世界にどのような影響があるのか解説します。

ガソリンが使えなくなる

ガソリンは石油から作られているため、石油を含め化学燃料の資源がなくなると、当然ながらガソリンも使えなくなってしまいます。
ガソリンは、主に自動車の燃料として使われています。そのため、ガソリンが使えなくなると車や飛行機に乗れなくなり、わたしたちの生活に与える影響は計り知れません。物流にも影響が出るため、食料や日用品がお店に並ばないといった事態も考えられます。

ガソリンのほか、灯油や重油も石油を原料とした製品です。灯油は家庭の暖房設備、重油は船舶の燃料や工場のボイラーに使用されています。灯油や重油もわたしたちの生活に欠かせない燃料です。そのため、石油の枯渇によってさまざまな問題が生じることが予想されます。

石油化学製品が使えなくなる

石油はガソリンなどの燃料だけでなく、石油化学製品の原料でもあります。特に日本ではプラスチックの生産が多く、日本で生産される石油化学製品の約60%をプラスチックが占めています。それはわたしたちの衣食住全てに密に影響を及ぼします、生活用品、電化製品、建築用材料、医療用製品…数えきれないほどの影響があります。

そのため、化学燃料に代わるエネルギー資源を確保することが、より重要な課題となってきました。

温室効果ガスを排出する化学燃料の使用を減らすことが結果として化学燃料の節約にもつながるため、エネルギー資源の枯渇を防ぐ意味でも脱炭素は重要な取り組みとされています。

まとめ

世界中で取り組んでいく課題であるべきことはご理解いただけたかと思いますが、ここからは個人的見解を少し記載します。

50年後の未来に不安もしくは疑念を抱かれている方も多いのではないでしょうか?

こんな説もあります。
「地球自体の周期としては氷河期に向かっているから温暖化にはならない」それは事実なこともあるでしょうが例えば50年くらいの近未来でマンモスの時代が来るでしょうか?

「昔の人が好き勝手に化石燃料を使ってきたツケを今の時代の若者が払わなくてならないのは不公平だ」こんな思いを持たれる方もいると思います。

それももちろん間違いではありませんが今の便利な時代は先人の研究や発明の賜物です。時代は常に変化し、その時々に様々な問題が発生するのは世の常であり、人生にも当てはまります。

人類には知恵があり、長い歴史があり、愛する家族や次の次の世代の子孫達へ明るい未来を繋ぐため、必ずこの難局も乗り越えてみせましょう!

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