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投稿日:

更新日:2024/11/15

低圧電力(動力)の電気代はどういう仕組みになっているの?

低圧電力(動力)の電気代はどういう仕組みになっているの?

エネトク編集部

エネトクは全国15,000件以上の法人様に省エネ・コスト削減の支援実績があります。あらゆる業種に対応できる専門性高いコンサルタントがエネルギーコストにまつわる様々なお悩みに合わせて、省エネのフルサポートをおこなっています。

「低圧電力(動力)の電気代が高い」
「低圧電力の電気代の仕組みがよくわからない」
そんな経験がある方に今回は低圧電力(動力)の電気代の仕組みを解説します。

昨今、電気代は値上がりを続けております。

電気代を節約しようと思っても低圧電力(動力)の仕組みを知っておかなければ本質的な改善には繋がりません。
低圧電力の仕組みを知って経費削減に努めていきましょう。

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低圧電力(動力)の電気代はどういう仕組みになっているの?

低圧電力(動力)は「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再エネ発電賦課金」の合算で電気代が構成されています。

特徴としては基本料金単価が高く、使用した電力量料金単価が安く設定されていることです。

電力会社によって単価が変わるので、まずは大手電力10社の規制料金の単価を見てみましょう。(2024年6月時点)

電力会社 基本料金
(1kWあたり)
電力量料金(1kWhあたり)
夏季 その他季
北海道電力 1,377円86銭 28円71銭
東北電力 1,300円89銭 27円09銭 25円64銭
東京電力 1,155円84銭 27円14銭 25円57銭
中部電力 1,204円15銭 16円84銭 15円29銭
北陸電力 1,226円50銭 26円12銭 25円06銭
関西電力 1,132円71銭 14円35銭 12円86銭
中国電力 1,163円92銭 26円80銭 25円51銭
四国電力 1,183円71銭 25円97銭 24円53銭
九州電力 1,023円23銭 17円40銭 15円71銭
沖縄電力 1,392円37銭 31円99銭 30円60銭

ここからはそれぞれの仕組みを詳しく見ていきましょう。

基本料金

低圧電力の基本料金は、契約容量(kw)×料金単価によって決められます。

例えば契約容量が東京電力契約、15kw、力率90%の場合

15kw(契約容量)×1,155円84銭(kw単価)=17,337円60銭
※2024年6月現在の東京電力料金表を参照しています。

このように基本料金は算出されます。

そして、1ヶ月通して使用0の場合は基本料金が半額になるので、特にエアコンをメインで使っている方は使わない時期はブレーカーを落としておくことをおすすめします。

1kwhでも使えば基本料金が丸々かかるので注意してください。

力率割引

基本料金には力率割引というものがあります。

力率は「80%」「85%」「90%」の3種類があり、大半の方は90%になっています。

力率割引は標準力率を85%とし、90%の方は5%割引、80%の方は5%割増となります。

電力量料金

電力量料金は使用量に応じて変動し、「夏季料金」と「他季料金」に分かれて設定されています。

7/1~9/30の夏に使用の場合「夏季料金」、10/1~翌年6/30までに使用の場合「他季料金」と分かれておりそれぞれ単価が異なります。

東京電力の場合、1kWh当たりの単価が夏季料金は27.14円、他季料金は25.57円となり、夏の季節で使うときは高くなると認識しておきましょう。

計算例

ここで1ヶ月の電力量料金を見てみましょう。
夏(7月~9月)に使った場合(燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は省いています。)

500kWh(使用量)×27.14円(1kwh単価)=13,570円(電力量料金)
※燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は省いています。

その他の季節に使った場合(燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は省いています。)
500kWh(使用量)×25.57円(1kwh単価)=12,785円(電力量料金)

上記のように夏の使用と他季の使用では800円近くの差が出ます。
夏に低圧電力(動力)を使用する際はより節電意識を持つことが重要となります。

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低圧電力の電気代は値上がり続けている

低圧電力の単価は値上がりを続けており、昨今では原油価格高騰やウクライナ情勢などの要因で急激に電気料金が上がっています。​

不安定な情勢が続くことが想定されるため、この先も電気料金の値上がりを「事業のリスク」として考えておく必要があります。​

低圧電力「基本料金」の削減事例

MAKAPAN

企業HP:溶岩窯パン工房Makapan

溶岩窯パン工房Makapanさんは社会福祉法人 筑紫会が運営する「障害者総合支援法」に基づく地域生活支援の一環として、障がい者の方が中心に働く茨城県真壁町にある地域密着のパン屋さんです。

原料の高騰などで固定費を削減したいと思っていたところ、ちょうど電子ブレーカーを使った電気代の削減方法を知り、早速導入を決意。基本料金の削減に成功しました。

▼詳細はこちら

低圧電力(動力)の仕組みを理解して節電しましょう

家庭用の電灯と比べて、低圧電力は使用料金が安く設定されていますが、基本料金が高いことが特徴です。

今まであまり電気代の内訳を確認してこなかったという方はこれを機に一度電気代を確認しておきましょう。

エネトクでは低圧電力の基本料金を最適化するアドバイスをしております。

お気軽にご相談ください。

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