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更新日:2024/11/19

【知らなきゃ損】飲食店の電気代を機器別に徹底解説!

【知らなきゃ損】飲食店の電気代を機器別に徹底解説!

エネトク編集部

エネトクは全国15,000件以上の法人様に省エネ・コスト削減の支援実績があります。あらゆる業種に対応できる専門性高いコンサルタントがエネルギーコストにまつわる様々なお悩みに合わせて、省エネのフルサポートをおこなっています。

「電気代が高い!」
「どこが高い原因なのか知りたい!」

こういった疑問にお答えしていく。

飲食店リサーチが飲食店オーナー275人に行った「飲食店の水道光熱費削減」に関するアンケートによると、店舗の水道代・電気代・ガス代の中で最も削減したいのは「電気代」という結果だった。

飲食店で電気代の削減において重要なポイントは、使用している機器の電気代を把握しておくことだ。

使用機器の電気代を把握できていなければどこを節電していいのかわからない。
エアコンや冷蔵庫は電気代がかかるというざっくりなことはわかるが、1ヶ月にどのくらいの電気代がかかるか、把握できている飲食店オーナーは多くない。

そこで今回は飲食店の電気代の内訳と、一般的な使用機器ごとの電気代を紹介していく。

店舗の広さや、機器の大きさにもよるのであくまで目安として捉えてほしい。

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飲食店の電気代の内訳を把握しよう

まずは飲食店における電気代の内訳を確認しておこう。

下の図は一般的な飲食店の消費比率だ。

電気代内訳
営業種別、外気温や入客状況などによっても異なるが、一般的な電力消費の内訳はこのとおりだ。

  1. 空調 50.5%
  2. 照明 17.4%
  3. 厨房機器等 22.6%
  4. その他 9.5%

出典:資源エネルギー庁 夏季の省エネ・節電メニュー(令和4年6月)

空調と照明が約68%を占めているため、これらの節電対策が重要なことがわかる。

飲食店に効果的な省エネ方法は下記記事で解説している

さてここからは、一般的に使用されている飲食店の機器ごとの電気代を見ていこう。

飲食店の機器別、電気代の内訳

機器別の電気代の内訳を解説していく。
今回紹介する機器は以下のとおりだ。

すべて3相200Vで使用しているものとする。
※2024年7月時点、夏季の電力単価で計算

冷蔵庫

冷蔵庫は24時間稼働するので厨房機器の中でも1番長く使用している。

1ヶ月にかかる冷蔵庫の電気代は、年間消費電力÷12×電力単価という計算式で算出できる。

例)
360kwh÷12×27.14円=814円/月

冷凍庫

冷蔵庫と同様に長時間稼働するものである。
ホシザキの冷凍庫(384ℓ)を例に見ていこう。
なお、計算式は冷蔵庫と同様である。
例)
1,000kwh÷12×27.14円=2,261円/月

焼き台

電気を電源として使用する業務用の焼き台は意外に消費電力が大きい。
焼き台の定番商品ヒゴグリラーを例に見ていこう。
1ヶ月にかかる焼き台の電気代は、kW×1日の使用時間×稼働日数×電力単価という計算式で算出できる。
例)
10.2kw×0.5h×24日×27.14円=3,321円/月

エアコン

夏冬において最も大きく消費電力がかかるのがエアコンだ。

1ヶ月にかかるエアコンの電気代は、定格消費電力×1日の稼働時間×1ヶ月の稼働日数×電力単価という計算式でおおまかに算出できる。
例)
冷房
2.66×12時間×24日×27.14円=20,791円/月

暖房
3.05×12時間×24日×25.57円(その他季)=22,460円/月

食器洗浄機

忙しい時間帯に大活躍してくれる食器洗浄機を見ていこう。
食器洗浄機は「洗浄」よりも「乾燥」の方が大きく消費電力がかかる。
例)
1.36kw×0.5h×24日×27.14円=442円/月

電気フライヤー

揚げ物に欠かせない電気フライヤーを見ていこう。
ガスフライヤーと比べて火を使わないので安全性は高いといえるが、全体にかかる光熱費はガスフライヤーより高い。
例)
4.8kw×1h×24日×27.14円=3,126円/月

※フライヤーは立ち上げ時が大きく消費電力がかかる

コンベクションオーブン

幅広い料理で活躍してくれるコンベクションオーブンを見ていこう。
例)
6kw×1h×24日×27.14円=3,908円/月

まとめ

代表機器7つの電気代内訳を紹介してきた。

環境や機器の種類によって変わるので参考にしてみよう。

ざっくりでも電気代を把握することで節電意識に繋がるので、今回の内容を参考にぜひ節電に取り組んでいただきたい。

エネトクでは、これまで全国3,500店以上の飲食店の光熱費削減のお手伝いをしてきました。

電気代や水道代など、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。

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