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更新日:2026/08/10

コインランドリーの電気代・光熱費を削減する方法|省エネ対策と導入事例

【プロが教える】コインランドリーでオススメの省エネ方法を大公開!

エネトク編集部

エネトクは全国18,000件以上の法人様に省エネ・コスト削減の支援実績があります。あらゆる業種に対応できる専門性高いコンサルタントがエネルギーコストにまつわる様々なお悩みに合わせて、省エネのフルサポートをおこなっています。

コインランドリーは、洗濯機や乾燥機をはじめ、空調、照明、換気設備などを長時間使用するため、光熱費が収益を左右しやすい業態です。電気・ガス・水道料金が上がれば、売上が変わらなくても利益は圧迫されます。

ただし、すぐに高額な設備へ入れ替える必要があるとは限りません。まずは過去12か月分の請求書と機器の稼働状況を確認し、清掃や運転設定、電力契約など、低コストで実施できる対策から始めることが重要です。

本記事では、全国18,000件以上の法人に省エネ・コスト削減支援を行ってきたエネトクが、コインランドリーの光熱費が高くなる原因と具体的な省エネ対策、導入事例を解説します。

コインランドリーの光熱費を削減する前に確認したい3項目

最初に、次の3点を確認しましょう。

  1. 過去12か月分の電気・ガス・水道の料金と使用量
  2. 電気の契約種別、契約電力、基本料金
  3. 機器ごとの台数、稼働時間、清掃・更新状況

料金だけでなく使用量も見ることが大切です。料金が上がった原因が、単価の上昇なのか、使用量の増加なのかによって対策が異なります。また、「月間光熱費÷月間稼働回数」を算出すると、1運転あたりのコスト変化を把握できます。

コインランドリーにかかる光熱費と高くなる原因

コインランドリーの光熱費は、主に電気代、ガス代、水道・下水道料金の3つです。設備構成や営業時間、利用回数などによって内訳は異なるため、「一般的な月額」だけで判断せず、自店舗の数値を継続して比較しましょう。

費用 主な設備・用途 高くなる原因
電気代 洗濯機、乾燥機、空調、照明、換気、精算機 長時間運転、同時稼働、古い機器、過大な契約電力
ガス代 ガス式乾燥機、給湯 長い乾燥時間、フィルター・排気経路の汚れ
水道・下水道料金 洗濯、すすぎ、清掃 過剰な水量設定、漏水、稼働回数の増加

洗濯機・乾燥機の稼働が多い

洗濯機や乾燥機の利用回数が増えれば、電気・ガス・水の使用量も増えます。ただし、売上増加に伴う使用量の増加は、必ずしも無駄ではありません。前年同月と比べ、売上や稼働回数以上に光熱費が増えていないかを確認しましょう。

乾燥フィルターや排気経路が汚れている

フィルターや排気経路にほこりがたまると、空気の流れが悪くなり、乾燥時間が延びる原因になります。その結果、ガスだけでなく、ドラムや送風機を動かす電力も余計に使います。乾きむらは顧客満足度にも影響するため、メーカーの取扱説明書に従って清掃し、排気ダクトなどは保守業者へ点検を依頼しましょう。

空調・照明を必要以上に使用している

24時間営業では、空調や照明の小さな無駄も年間では大きな差になります。ただし、防犯性や利用者の安全性を損なう一律の消灯・停止は避けるべきです。看板のタイマー制御や人感センサーなどを使い、必要な場所・時間に絞って運転します。

古い機器や不適切な電力契約を使用している

古い機器は、水量や乾燥時間を細かく制御できない場合があります。また、多数の動力機器があってもすべてを同時に使わない店舗では、契約電力が実態より大きい可能性があります。設備更新は、修理費や1運転あたりのコストを比較して判断し、契約変更は稼働状況を調査したうえで専門業者へ相談しましょう。

コインランドリーで実践したい7つの省エネ対策

優先度 対策 初期費用 主な削減対象
電力契約・電子ブレーカーの検討 電気の基本料金
清掃・メンテナンス 電気・ガス
空調・照明の運用改善 電気
使用量の見える化 小~中 電気の使用料金
LED・高効率空調への更新 電気
中~高 省エネ型洗濯機・乾燥機への更新 光熱費全般
要試算 自家消費型太陽光発電 昼間の購入電力量

※費用や削減効果は、店舗規模、設備、施工条件、契約内容によって異なります。

1.電気・ガス・水道の使用量を見える化する

毎月の請求書から料金と使用量を記録し、前月・前年同月、売上、稼働回数と比較します。可能であれば、電力使用量を時間帯別に確認しましょう。利用客が少ない時間帯にも使用量が高ければ、空調、照明、看板、換気設備などに改善余地がある可能性があります。

2.乾燥機のフィルターや排気経路を清掃する

日常点検では、フィルターのほこり、吸排気口の障害物、異音・異臭、乾燥時間の変化を確認します。清掃日と状態を記録しておくと、担当者が変わっても管理品質を保ちやすくなります。専門知識が必要な内部やダクトは、自分で分解せず保守業者へ依頼してください。

3.空調・照明・看板の運転を最適化する

空調は設定温度だけでなく、フィルターの汚れや室外機周辺の障害物も確認します。照明はLEDへ更新し、トイレに人感センサー、看板にタイマーを導入するなど、必要な時間だけ稼働させます。LEDは消費電力だけでなく、必要な明るさ、配光、演色性、器具の寿命も比較しましょう。

4.洗濯・乾燥設定を見直す

洗濯物の量に対して水量や洗剤量が多すぎれば、コストが増えます。一方、過度に減らすと洗浄品質が低下します。メーカーや保守会社に相談し、重量に応じた水量、洗剤投入量、乾燥温度・時間が適切か確認しましょう。脱水性能を十分に発揮できれば、衣類に残る水分が減り、その後の乾燥時間短縮につながります。

5.低圧電力契約を見直す

コインランドリーでは、洗濯機・乾燥機・業務用空調などに三相200Vの低圧電力を使う場合が多いです。その契約電力の決め方には、機器の総容量をもとにする「負荷設備契約」と、主開閉器の容量をもとにする「主開閉器契約」があります。

すべての機器を同時に使わない店舗は、電子ブレーカーを導入して主開閉器契約へ変更することで、基本料金を抑えられます。ただし、電子ブレーカーは使用電力量を直接減らす設備ではなく、主に契約電力を適正化するものです。

容量を下げすぎると、複数機器の同時稼働時にブレーカーが作動するおそれがあります。導入前に最大負荷、始動電流、同時稼働状況を業者に調査してもらい、専門業者が適切な容量を設計する必要があります。

電子ブレーカーについてはこちら

6.省エネ型の洗濯機・乾燥機へ更新する

設備更新時には本体価格だけでなく、1運転あたりの水道・ガス・電気・洗剤使用量を比較します。重量に応じた水量制御、高速脱水、湿度や温度に応じた乾燥制御、過乾燥を防ぐ自動停止機能などが省エネにつながります。

カタログの削減率は、比較した旧機種、洗濯物の重量、運転コースなどの条件まで確認してください。故障頻度や保守費、残りの使用可能年数も含めて投資判断することが大切です。

7.自家消費型太陽光発電を導入する

店舗の屋根などで発電した電気を店内で使用すれば、昼間の購入電力量を減らせます。ただし、効果は屋根の面積・向き、日射量、影、昼間の電力需要などによって変わります。

導入前に年間予測発電量、自家消費率、年間削減額、設備・保守費、将来の部品交換費を含めて投資回収期間を試算しましょう。補助金を利用する場合は、最新の公募要領を確認し、採択前の契約や着工が認められるかも確かめてください。

太陽光発電についてはこちら

電子ブレーカーでコスト削減した事例

ECO WASH CAFE府中白糸台店では、電子ブレーカーの導入で動力契約の契約容量を24kWから15kWへ見直しました。

項目 導入前 導入後 削減効果
契約容量 24kW 15kW 9kW削減
月額基本料金 25,200円 15,750円 9,450円削減
年間削減額 113,400円削減

さらに補助金を利用して太陽光発電を設置したことにより、年間約50万円の電気代削減に成功。

電子ブレーカー+太陽光発電で年間60万円以上の削減に成功しています。

導入事例:まちづくりコーポレーション株式会社

省エネ対策は「費用・削減額・回収期間」で選ぶ

まずは請求書の確認、フィルター清掃、空調・照明の設定など、費用をかけずにできる対策から始めます。次に電力契約、電子ブレーカー、LEDなどを検討し、最後に洗濯機・乾燥機や太陽光発電といった大型投資を比較すると、過剰投資を避けやすくなります。

設備投資では、本体・工事費を含む導入総額、年間削減額、投資回収期間、保守費、耐用期間、工事中の休業や停電の影響まで確認しましょう。複数社から見積もりを取り、算定条件をそろえて比較することも重要です。

コインランドリーの省エネに関するよくある質問

電気代・ガス代・水道代のどれが高くなりますか?

設備構成によって異なります。ガス式乾燥機が多ければガス代、電気式機器や空調の稼働が多ければ電気代、洗濯回数が多ければ水道・下水道料金が増えます。請求額だけでなく、使用量と稼働回数を比較して判断しましょう。

24時間営業をやめれば光熱費は下がりますか?

営業時間を短縮すれば光熱費を減らせる可能性がありますが、深夜・早朝の売上も減ります。時間帯別の売上と使用量を比較し、まずは看板や空調だけを部分的に制御する方法も検討しましょう。

電子ブレーカーで使用電力量も減りますか?

電子ブレーカーは、主に動力契約の契約電力を適正化し、基本料金を削減するための機器です。使用電力量を直接減らすものではありません。電力量を減らすには、運用改善や高効率機器への更新が必要です。

省エネ設備に補助金を利用できますか?

設備や申請年度によっては、国や自治体の補助制度を利用できる場合があります。対象設備、補助率、申請期間、契約・着工の制限があるため、検討時点の公募要領を確認してください。

まとめ

コインランドリーの光熱費を削減するには、電気代だけでなく、ガス代、水道・下水道料金まで確認し、どこに無駄があるかを特定する必要があります。

まずは、請求書と稼働状況を記録し、フィルター清掃、空調・照明の運用改善、洗濯・乾燥設定の適正化など、低コストの対策から始めましょう。設備投資を行う場合は、導入費用だけでなく年間削減額と投資回収期間を比較することが重要です。

エネトクでは、店舗の設備構成や電力使用状況に合わせて、省エネ・コスト削減方法をご提案しています。「電気料金が高くなった原因を知りたい」「コスト削減に繋がる方法を知りたい」という方は、コインランドリーの光熱費に、削減余地があるか無料で診断します、お気軽にご相談ください。

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