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エアコンの冷媒ガスとは?種類やガス漏れした際の対処方法

エネトク編集部

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暑い室内を冷やしてくれるのがエアコンの冷媒ガスです。

しかし、エアコンの冷媒ガスにはどれくらい種類があって、どんな仕組みになっているかわからない方も多いと思います。 

そこで今回はオフィスや事業所などで使われる業務用エアコンの冷媒ガスの仕組みや種類、ガス漏れした際の対処方法などを紹介します。 

エアコンの冷媒ガスとは? 

エアコンの冷媒ガスは、エアコンが冷却や暖房を行うために必要な物質です。

エアコンの内部で冷媒ガスは熱を吸収し、それを外部に放出することにより室内の温度を調節します。 

エアコンの冷媒ガスの役割 

エアコンに使われている冷媒ガスには、室内にこもっている熱を外へと放出する役割があります。 

エアコンの冷媒ガスの主な役割は、室内の熱を吸収し、それを外部に放出することです。

これにより、エアコンは室内の温度を下げる(冷却)または上げる(暖房)ことができます。 

冷媒ガスはエアコンの室内機と室外機をつないでいる配管に存在します。その冷媒ガスは液体の状態で室外機から室内機に送られています。 

室内機に内蔵されている熱交換器によって液体から気体へと変えられます。 

そして上記の過程で発生した気化熱を、エアコンから室内へと排出することで室内を冷却します。 

以上の流れにより、オフィス内はエアコンの冷房によって冷やされます。 

エアコンの冷媒ガスに求められる条件 

エアコンの冷媒ガスには、以下のような条件が求められます。

熱伝導性、安全性、環境への影響という条件が揃ってオフィス内で安心してエアコンが使えるようになります。 

熱伝導性 

冷媒ガスは、高い熱伝導性を持つ必要があります。これにより、ガスは効率的に熱を吸収し、放出することができます。 

熱伝導効率がよければ、使用するエネルギーの消費を減らし、光熱費を大幅に抑えることができます。 

これからエアコンを買い替える場合は、使用されている冷媒ガスにも注目し、熱伝導効率ができるだけいいものを使用しているものを選ぶことが望ましいです。 

安全性 

エアコンはオフィスや事業所、工場などで長く使用する機械であることから、安全性は大切なポイントです。

冷媒ガスは、人体に対する毒性が低く、引火性や爆発性も低いものである必要があります。 

使用する際に事故が起こりやすいもの、ガス漏れがしやすく、火災や人体への影響を及ぼしやすいものは使用に適していません。 

そのため、冷媒ガスには安全性も求められます。 

環境への影響 

オゾン層への影響が少なく、地球温暖化係数(GWP)が低いものが望ましいです。 

オゾン層への影響は長い間冷媒ガスが抱えてきた問題であり、地球温暖化をもたらす要因の一つとされています。 

SDGsの一環としてオゾン層に対する影響が比較少ない冷媒ガスを使用したエアコンを導入することは、環境に対して企業が配慮しているというアピールにもつながります。 

エアコンの冷媒ガスの種類 

エアコンの冷媒ガスには、以下のような種類があります。

種類ごとに異なった特徴があり、エアコン選びの際にはどの冷媒ガスが使用されているか確認しておくことが大切です。 

クロロフルオロカーボン(CFC) 

CFCは、かつて広く使用されていた冷媒ガスです。

しかし、1970年代に地球温暖化への影響が懸念されるようになったことで、オゾン層を破壊することが明らかになり、現在ではほとんど使用されていません。 

クロロフルオロカーボンは、塩素・フッ素・炭素の3つから構成されています。 

不燃性・無毒性に優れている上、化合しやすいことから、かつては幅広く使用されていました。 

ただほとんど分解されることなく成層圏まで上昇し、紫外線によって分解されることで、オゾンを破壊する塩素分子を出します。 

こうしたことから、上述の通り使用されなくなりました。 

ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC) 

ハイドロクロロフルオロカーボンは、前述のように危険視されたクロロフルオロカーボンの代替品として開発されました。 

オゾン層への影響はクロロフルオロカーボンよりも少ないものの、依然として一定程度の影響はあります。 

オゾン層への影響は開発された段階ですでに解明されていたことから、より環境への影響が少ない冷媒ガスが開発されるまでの代替手段として使用されてきました。 

水素・塩素・フッ素・炭素より構成されており、オフィス・家庭とともに使用されてきました。 

水素を採用することで、クロロフルオロカーボンと比べてオゾン層破壊の要因である塩素の影響を抑えています。 

現在でも業務用としてクロロフルオロカーボンが使用したエアコンが使われているところもあります。 

モントリオール議定書の規定により、クロロフルオロカーボンとともに2020年を目途に廃止が決定されました。 

ハイドロフルオロカーボン(HFC) 

HFCは、オゾン層への影響がない冷媒ガスです。そうしたことから、多くのオフィスや家庭のエアコンの冷媒ガスとして使用されています。 

オゾン層破壊係数ゼロを実現しているものの、依然として地球温暖化係数(GWP)が高いという問題があります。 

ハイドロフルオロカーボンの地球温暖化係数は二酸化炭素の数百倍以上とも言われており、環境への影響は無視することはできません。 

R32 

R32は、HFCの一種で、現在のエアコンで広く使用されています。

オゾン層への影響がなく、GWPも他のHFCよりも低いです。 

従来の冷媒ガスが持っていた地球温暖化への影響を抑えていることから、「新冷媒」と呼ばれています。 

R32のメリットは環境にやさしいだけではありません。R32は単一冷媒となっています。

他の冷媒は混合冷媒となっていることから、冷媒ガスの漏れによって混合率が変わり、熱伝導効率が大きく下がるという問題があります。 

一方でR32は単一成分で構成されていることから、冷媒ガスの漏れが発生した際も一定の機能を維持し続けます。 

たとえエアコンの冷媒ガスが漏れたとしても、追加補充を行うことで元通り稼働し続けることができます。 

エアコンの冷媒ガスの漏れを確認する方法 

エアコンの効き目が悪いと感じた場合は、冷媒ガスが漏れている可能性があります。

エアコンの冷媒ガスが漏れているかどうかを確認する方法は以下の通りです。 

エアコンを通る空気の温度差を確認する 

エアコンの冷却能力が低下している場合、まずはエアコンを通る空気の温度差に注目します。

エアコンの出口と入口の空気の温度を測定し、その差を確認します。 

温度差の測定には温度計を使用します。

ホームセンターなどで購入が可能な2か所を同時に測定するタイプのものを用意するといいでしょう。 

出入口それぞれを通る空気の温度を確かめてみて、差が少ない場合は問題が発生していると考えられます。 

検知液を使用する 

エアコンの冷媒ガス漏れを確認するのに使われる道具が検知液です。検知液は通販サイトなどで入手することができます。 

冷媒ガス漏れ検知液をエアコンの配管に塗布し、泡が出る場所を確認します。泡が出ている場所が冷媒ガスの漏れ箇所です。 

エアコンの冷媒ガスが漏れた場合、専門の業者に修理を依頼することをおすすめします。

自己修理は危険であり、また適切な修理が行われないと、冷媒ガスの漏れが続く可能性があります。 

さらに冷媒ガスの補充に失敗した場合、エアコンの故障につながります。 

冷媒ガスに関するトラブルはリスクが高く、対処するには専門知識が必要となるため、エアコン修理の専門業者に依頼することが望ましいです。 

冷媒ガスの補充にかかる費用 

エアコンの冷媒ガスの補充にかかる費用は、エアコンの種類や冷媒ガスの種類、漏れた量によります。

具体的な費用は、修理を依頼する業者に問い合わせてください。 

一般的に、冷媒ガスの補充費用は10,000円から30,000円程度とされています。また真空引きの費用は10,000~20,000円、ガス回収費用は5,000~6,000円が相場です。 

真空引きとはエアコン・配管の内部に残っている空気や水分を排出する作業であり、熱伝導効率を上げるために必要な作業です。 

これらの金額はあくまで目安であり、実際の費用は上記の要素により変動します。 

また、冷媒ガスの種類によっては、補充費用が高額になることもあります。

例えば、環境に優しい冷媒ガスを使用しているエアコンの場合、その冷媒ガスの補充費用は一般的な冷媒ガスよりも高くなる可能性があります。 

さらに、冷媒ガスの漏れが大きい場合や、エアコン自体が古い場合は、冷媒ガスの補充だけでなく、エアコンの修理や交換が必要になることもあります。その場合、費用はさらに高額になります。 

したがって、エアコンの冷媒ガスが漏れた場合は、早めに専門の業者に相談し、適切な対策を講じることをおすすめします。

これにより、長期的なコストを抑えることが可能です。

また、定期的なメンテナンスにより、冷媒ガスの漏れを未然に防ぐことも重要です。これにより、エアコンの性能を維持し、快適な室内環境を保つことができます。 

冷媒ガスを充填したのにエアコンが冷えない場合は 

エアコンが冷えない原因は、冷媒ガスの不足だけではありません。

冷媒ガスを充填したにも関わらず、エアコンが冷えない場合、以下のような原因が考えられます。 

エアコンのフィルターが汚れている 

エアコンのフィルターが汚れていると、冷却効率が低下します。定期的な掃除や交換が必要です。 

フィルター部分を掃除しておくだけでも、冷房の効き目が異なります。オフィスや事業所のように毎日稼働させている場合は2週間に1回を目安に掃除することが望ましいです。 

室外機の熱交換器が汚れている 

室外機の熱交換器が汚れると、冷媒ガスの熱放出がうまく行われず、冷却能力が低下します。 

熱交換器の掃除を行うには専門知識が必要となるため、専門の業者に依頼します。 

エアコンの設定温度が適切でない 

設定温度が高すぎると、エアコンは冷えないと感じることがあります。 

エアコンが効きやすい温度は設置されている職場の環境によって異なりますので、適切な温度設定を確認してください。 

エアコン自体が故障している 

エアコンの内部部品が故障している場合、冷媒ガスを充填しても冷えないことがあります。

この場合、専門の業者に修理を依頼する必要があります。 

これらの原因を一つ一つ確認し、適切な対策を講じることで、エアコンの冷却能力を回復させことが可能です。 

使用しているエアコンの冷媒ガスによっては買い替えが必要 

エアコンの冷媒ガスの種類によっては、補充作業自体が困難である他、費用が高額になる可能性があります。

特に、古いエアコンでは、現在では使用が制限されている冷媒ガスが使用されている場合があります。 

前述したようなクロロフルオロカーボンやハイドロクロロフルオロカーボンは、オゾン層への影響が大きいため、現在では使用が制限されています。

これらの冷媒ガスを使用しているエアコンの場合、冷媒ガスの補充が困難である他、補充にかかる費用が高額になる可能性があります。 

また、冷媒ガスの漏れが頻繁に発生する、またはエアコン自体が古くなって性能が低下している場合も、新しいエアコンに買い替えることを検討するべきです。

新しいエアコンは、最新の冷媒ガスを使用しており、効率が良く、環境にも優しいです。 

エアコンの買い替えは、初期費用はかかりますが、長期的に見れば、冷媒ガスの補充費用や修理費用を節約できる可能性があります。

また、新しいエアコンは、省エネ性能が高いため、電気代の節約にもつながります。 

したがって、エアコンの冷媒ガスの種類やエアコンの状態によっては、新しいエアコンに買い替えることを検討してみてください。

これにより、快適な室内環境を維持しつつ、コストと環境への影響を抑えることができます。

エアコンの買い替えを検討する際には、専門の業者に相談することをおすすめします。これにより、自分のニーズに最適なエアコンを選ぶことができます。 

まとめ 

エアコンの冷媒ガスは、オフィス・事業所内でエアコンが冷却や暖房を行うために必要な物質です。

種類によっては、オゾン層への影響や地球温暖化への影響があります。 

また、冷媒ガスが漏れた場合の対処方法や、冷媒ガスの補充にかかる費用などを理解しておくことは重要です。

業務用エアコンのメンテナンスを行う際には、これらの情報を参考にしてください。 

使用が制限されている冷媒ガスが使われるエアコンであったり、冷媒ガス漏れが起きやすかったりした場合は、エアコンの買い替えを検討することが望ましいです。 

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